北海道・東北地区包装食パン表示検査会
会員の自主的な表示改善に役立てる

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 日本パン公正取引協議会は11月10日、9月8日に仙台市宮城野区のホテルメルパルク仙台で開催した平成29年度北海道・東北地区包装食パン表示検査会の結果を発表した。
 同検査会は、表示に関する公正競争規約に基づき、北海道・東北地区で販売されている包装食パンの表示実態を検査し、包装食パンの表示の適正化を図るとともに製パン業の公正な競争を確保するための資料とするもの。検査対象商品は会員が北海道・東北地区で販売する16商品と非会員が製造・販売する4商品。検査員は一般消費者10名。検査方法は検査対象商品の表示について、検査員が検査表の項目に従って評価し、併せて評価の理由などの意見を求めるもので、検査終了後には、意見交換会が行われた。
《必要表示事項について》
 必要表示事項のうち、添加物、製造所等の所在地・名称、栄養成分・熱量は、経過措置期間により従来の表示でもよいこととされている。また、原料原産地表示は、義務表示項目とされたが、経過措置期間により従来の任意表示でもよいことから、検査項目とはしなかった。
《意見交換会における主要な意見(一部)》
▽添加物には色々なものがあるが、長年食べ続けていると癌などの病気にならないか心配である。添加物についてはどのような考え方で使用しているのか教えてほしい。
▽栄養成分や熱量の表示については、1食分がどの程度かと言うことだが、1枚当たりとか100g当たりといった表示があり、統一できないか。1枚当たりの表示の方が分かりやすいと思う。
▽同じ1斤なのに他の食パンより大きさが大きい商品があり、この商品は得をしたような気分になる。これは焼く型が違うなどあるのだろうが、どのようになっているのか。
▽「1斤」と表示されいてる食パンであっても大きさは区々ということがあるが、定義としては大きさなのか、重量なのか、その根拠となるものは何か。
▽保存方法については、パンの表示だけではないが、「直射日光、高温多湿を避けて保存してください」というような表示がある。この「高温多湿」というのは具体的な数字で示すことはできないのか。食パンを購入したが、高い気温が続いた時があり。常温で保存するのが不安に感じたことがあった。
《検査結果の取扱い》
 表示検査会の結果をもとに、同協議会専門部会で、今回の検査会に出された20商品の取扱いを検討した結果、全20商品は必要記載事項の不記載や問題を指摘するような表示はなく、不当表示に該当する商品はなかった。
 今回検査員から出された意見については、今後公正競争規約を見直す際の参考資料として活用するほか、会員の自主的な表示の改善に役立つよう会員に対し情報として提供した。

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