ヘスペリジン研究会 第9回研究発表会

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 M林原が事務局を務めるヘスペリジン研究会は12月1日、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで第9回研究発表会を開催した。
 同発表会は毎回、ヘスペリジンに係わる医学、薬学、農学など幅広い研究者が参加し、それぞれの枠を越えた学術的交流がなされている。内容は次のとおり。

《第一部ミニシンポジウム/柑橘類とヘスペリジン:地元産みかんの高付加価値化に向けた取組み》
座長:上原万里子氏(東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授)
講演1 和歌山県におけるカンキツ育種の取り組み「機能性成分に着目した育種」/田嶋皓氏(和歌山県果樹試験場栽培部主任研究員)
講演2 ミカンおよび茶産地の活性化を目指した新たな素材開発に関する研究の取組み/宮田裕次氏(長崎県農林技術開発センター研究企画部門食品加工研究室主任研究員)
講演3 話題の名物料理「みかん鍋」を生み出した長寿の島「周防大島」の取組み/江良正和氏(一般社団法人周防大島観光協会事務局長)

《第二部研究発表会》
座長:阿部啓子氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)、中井雄治氏(弘前大学食料科学研究所教授) 講演4 スダチ果皮成分の機能性/酒井徹氏(徳島大学大学院実践栄養学分野教授)
講演5 摘果ミカンと緑茶葉による混合揉捻法を活用したヘスペリジン可溶化技術の開発/田中一成氏(長崎県立大学大学院人間健康科学研究科教授)
講演6 ヘスペレチンによる白内障予防効果の検討/中澤洋介氏(慶應義塾大学薬学部)
講演7 ヘスペレチンの新規癌細胞増殖抑制機能:プロテオソームによるHsp70の分解誘導とその細胞死誘導作用について/遠藤弘史氏(滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科助教)
講演8 くすみ・くまに対するアルファグルコシルヘスペリジン配合ローションの長期連用塗布の効果/鈴木基之氏(M林原研究開発本部香粧品開発部)

【ヘスペリジンとは】
 柑橘類の果皮に含まれるフラボノイド、アグリコンをヘスペレチンという。フラボノイドは、フラボンで代表される植物色素の一群。アグリコンは、配糖体を加水分解すると得られる糖質以外の部分。アルコールまたはフェノール性化合物が多い。天然配糖体には毒性の強い化合物もある。

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