倉敷市水島地区に新工場を建設

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 日清製粉グループの日清製粉M(山田貴夫社長)は、予てより取得していた倉敷市水島地区の瀬戸埠頭M隣接地に新製粉工場(生産能力550トン、2ライン)を建設することとし、併せて岡山工場・坂出工場を閉鎖することを決定した。
 この数年、国際貿易協定の発効が相次いで、小麦関連製品の国境措置が低下し、自由化に向けた潮流が加速していく中、国内においてグローバル競争に勝ち残っていくことが不可欠となっている。中四国地区は岡山工場(岡山県岡山市)と坂出工場(香川県坂出市)の2工場体制で、いずれも小規模でかつ大型穀物船が接岸できる小麦サイロと直結していないため製造コストが割高になっており、ローコストオペレーションの構築が課題になっていた。また、地震や気候変動リスクが高まる中でのBCP対応としても新たに災害に強い工場を整備する必要性が高まっている。
 水島地区の取得済み用地は、大型穀物船の接岸が可能な穀物サイロ会社(瀬戸埠頭M)に隣接しているため原料小麦の調達に優位性があり、かつ瀬戸大橋にも近く四国への製品輸送も容易な立地。ここに自然災害に強く、同社がこれまでに培ってきた技術に最新の自動化、デジタル技術を融合させた環境配慮型の新工場を建設することで、中四国地区全体への安定供給を図るとしている。

【水島地区新工場の概要】
▽総工費=約140億円
▽設備能力=1日あたり小麦挽砕能力550トン/小麦粉サイロ収容力4200トン/立体自動倉庫収容力200千袋(5千トン)
▽着工=2023年1月頃
▽稼働=2025年5月頃

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