第15回グラス(氷菓)を使ったアシエットデセール・コンテスト
優勝はホテルグランヴィア大阪市原健太郎氏

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選手と大会関係者

今野氏

望月氏

 協同組合全日本洋菓子工業会(世界洋菓子・パン連盟日本本部/小澤俊文理事長)と日本食糧新聞社(杉田尚社長)は4月13〜15日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「第19回デザート・スイーツ&ベーカリー展」会場内で「第15回グラス(氷菓)を使ったアシエットデセール・コンテスト」を開催。決勝大会となる実技審査を13・14日に行い、14日の競技終了後には、表彰式を執り行った。

 同コンテストは、パティスリー、ホテル、レストランなど、製菓や調理等に関わるプロによる一皿の中にグラス(氷菓)を組み入れたデセールの腕を競うコンテストで、今回の応募総数は32作品。組み合わせバランスのほか、独創性やデザイン性を如何に表現するかも評価の対象となる。実技審査には、3月4日に実施された書類審査を勝ち抜いた選手12人が臨んだ。なお、2日間に亘る競技の模様は、スイーツジャーナリストの平岩理緒氏のinstagramライブで配信された。
 実技審査員は、望月完次郎氏[審査員長](全日本洋菓子工業会理事)、平田憲巳氏(同技能局委員)、江森宏之氏・茂垣綾介氏(メゾンジブレー)の4人。
 審査の結果、ホテルグランヴィア大阪の市原健太郎氏が優勝の栄冠に輝いた。

 入賞者は次のとおり(敬称略)。
▽準優勝=山城新和(ルネッサンスリゾート沖縄)
▽3位=山口祐(大阪マリオット都ホテル)
▽入賞=山元雄太(東京マリオットホテル)、石井亮(ブルガリ イル リストランテ ルカ ファンティン)、土脇元文(The Tokyo EDITION toranomon)、清水美紀(ラ・ロシェル山王)、唐崎亮(クラブハリエ)、斎藤拓野(ノッキング オン ウッド中目黒)、鹿子木莉穂(横浜ベイホテル東急)、伊藤和夫(ホテルグランヴィア広島)、南勇貴(京阪ホテルズ&リゾーツ)
 表彰式では、冒頭に解説とライブ配信を担当した平岩氏が感想を述べた後、主催者を代表して大会副会長で代表取締役会長CEOの今野正義氏が次のように挨拶した。
 実技審査に臨んだ作品は、どれもあっぱれな作品ばかりだと思った。プロの努力を強く感じ、心から拍手を贈りたい。食材を非常に上手く組み合わせ、足し合わせ、掛け合わせて、見事な結晶製品に仕上げていた。これは、新しい気付きと新しい汗がなければできるものではない。選手諸君は、未来への挑戦者だと思っている。未来に挑戦する者のみが未来人だ。今後もこの賞を一つの励みにして、新しいビジネス、人生のスタートにし、笑顔を提供する人になっていただきたい。美味しいは、美しい味と書く。美しいは言うまでもないが、味は口に未と書き、口に新しい未知が加わらなければ美味しいとは言わない。このことを頭に刻み込んで精進を続けてほしい。
 続いて、実技審査出場選手が紹介され、結果発表が行われた。上位入賞者には、表彰状・賞金(優勝者のみ)・メダル・トロフィー、特別協賛・協賛・協力各社より副賞が授与された。
 その後、望月審査員長が「作品の傾向は、フレッシュフルーツやハーブを使用し今までにないフレッシュ感があり、手間を惜しまず時間内で仕上げていた。また、グラス(氷菓)に集中した作品が多かった。評価点に差がなく僅差のため、来年に向けて今から勉強を始めて、さらなる高みを目指してほしい」と審査総評を述べ、優勝した市原氏が次のように喜びを声にした。
 このコンクールは好きで何度も挑戦した。前々回に優勝できたが、一つだけ確かめたいことがあって再度挑戦した。美味しいものを提供し、お客様に喜んでいただくためには、何が必要かを考えるようになった。前に優勝した時は、どうしたら勝てるかや審査員の評価ばかりを考えて作品を作っていた。しかし、基本に立ち返り、お客様に喜んでいただくためには、自分が楽しんでデザートを作らなければいけないと思い、その精神をスタッフたちにも伝えながら取り組んできた。農家やスポンサー企業から提供される食材を楽しく作れるようにならなければ、お客様に本当の美味しさや楽しさが伝わらないと思う。ただ、楽しむだけでは美味しいデザートは作れず、サポートに対する感謝や自己努力が芯になければいけない。その想いと気持ちが伝わったのだと思う。来年は、当ホテルのスタッフが栄誉に浴すことを期待している。自分一人では優勝できなかった。サポートしてもらった人全員に「ありがとう」を伝えたい。

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優勝作品

準優勝作品

3位作品