2024神戸ガレット・デ・ロワ コンテスト
[ガレット・デ・ロワ部門]最優秀賞はアンテノール中野帆乃佳氏
[クーロンヌ・デ・ロワ部門]イスズベーカリー繁田頼生氏

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 一般社団法人兵庫県洋菓子協会(佐野靖夫会長)と公益財団法人神戸ファッション協会は1月12〜15日の4日間、神戸市・神戸商工会議所と共催で、神戸市中央区の神戸阪急催場で「みんなのガレット博覧会〜2024神戸ガレット・デ・ロワ〜」を開催した。後援は、兵庫県・一般財団法人神戸観光局・神戸新聞社ほか。協力は、兵庫県パン協同組合・ユーハイムほか。

 ガレット・デ・ロワは、新年を祝うフランスの伝統菓子。クレームダマンドの中にフェーブ(陶器の人形)が隠されており、切り分けた中にフェーブが入っていた幸運な人はその日の王様になれる。
 同博覧会では、模様描きから焼き上げまでが体験できるガレット・デ・ロワ作り、焼きたてガレット・デ・ロワの実演販売、フェーブが当たる抽選会、2024神戸ガレット・デ・ロワ コンテストなどが催された。
 15日には「2024神戸ガレット・デ・ロワ コンテスト表彰式」が執り行われた。最初に出席者が紹介され、主催者を代表して佐野会長が次のように挨拶した。
 年明けより能登半島での地震や航空機事故で、大変な幕開けとなった。亡くなられた方々の冥福を祈るとともに、被災された人々の1日も早い復興を祈る。
 さて、ガレット・デ・ロワ コンテストは4回目の開催となった。このコンテストを機会に新年を祝うガレット・デ・ロワを神戸の地に根付かせ、洋菓子の街神戸、パンの街神戸を全国に発信したい。今回は、2部門で合計27作品が集まり、12人の審査員のほか、在日フランス人にも参加いただき、祖国のガレット・デ・ロワ、クーロンヌ・デ・ロワの味を基準に食べ比べを行った。
 世の中は、経済が回らなければ元気が出ない。このイベントが神戸活気付けの一翼を担うことができれば幸い。菓子を食べる時は幸せで笑顔になる。皆が幸せになることが菓子業界の希望。災害や戦争がある中で、菓子とパンが神戸のチカラになることを祈念する。
 その後、入賞者の表彰に移り、同協会理事の林周平氏が審査員を代表して審査講評を述べた。
 入賞者は次のとおり(敬称略)。
◇ガレット・デ・ロワ部門
▽1位最優秀賞=中野帆乃佳(アンテノール)
▽2位優秀賞=宮地航一朗(ホテルオークラ神戸)
▽3位同=生出寛史(パティスリーモンプリュ)
◇クーロンヌ・デ・ロワ部門
▽1位最優秀賞=繁田頼生(イスズベーカリー)
▽2位優秀賞=中村小夜(石窯パン工房マナレイヤ野口店)

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入賞者とコンテスト関係者