「パンメゾン もあ四季彩館」横浜市青葉区
質の高い日本のパン作りを誇りに、いつでも焼き立てを提供

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井田孝司氏

ラウンド食パン中心の食パン棚

バス通りに面した店舗外観

店舗奥から望む全景

いちおし度、人気共にNo.1のラウンド食パン

人気No.2のカレーパン

 Mもあ(松島昌彦社長)は、『パンメゾンもあ四季彩館』(横浜市青葉区)、『パンメゾンもあ小麦館』(川崎市宮前区)の2店舗で「安全で健康に良い食品、素材本来の美味しさを活かす食品を食べてほしい」をコンセプトに展開する繁盛店だ。
 今回は、今年5月、ジャパンベッカーマイスー協会が主催する「クラスA検定会」に合格者した井田孝司氏が勤める『もあ四季彩館』を紹介する。

 同社の社長、松島昌彦氏は、大学卒業後、スイスの総合食品メーカーで営業マーケティングに従事、その後、食品製造に興味を持ち、大手食品メーカーの工場長となるが、食品添加物の多さに疑問を持ち退職、夫人と共にパンを勉強して、独立開店を果たした。
 「食品添加物を使わない、安全で健康に良い食品」「素材本来の美味しさを活かす食品」を食べてもらいたいという思いでパンを作っている。
 社名(店名)の由来は、More Tasty(より美味しく)、More Fresh(より焼き立てのパンを)、More Reasonable(より適正価格で)、More Healty(より健康に良い物を)、More Sanitary(より衛生的に)、More Conviniense(より便利良く)、More Happy(よりお客様に幸せな食生活を)を基本として考え、もっともっとの『More』を目指し努力していくという思いが込められている。
 また、三温糖や沖縄の天塩、浄水を使用し、防腐剤、酸化防止剤は一切使わず、商品の約90%に自家製天然酵母を使用している。
 場所は、渋谷から東急田園都市線あざみ野駅で下車、西へ徒歩約8分のところ。駅前商店街と住宅地の中間地点に位置し、バス通りに面している。
   ◇    ◇
 井田孝司氏は神奈川県の出身。入社7年目の製造サブチーフで30歳。
 四季彩館と小麦館の違いは「売れているものは多少違いますが、会社としては同じ商品構成で統一しています。セントラルキッチンではなく、四季彩館から小麦館に持っていくものが少しありますが、ほとんどはそれぞれの店で製造して販売しています」と話す。
 同店は、売上(来客数)が平日40〜50万円(約600人)、土・日・祝80〜90万円(約1000人)。
 客単価は800〜900円になるという。
 商品構成は、ラウンド食パンがメインの食パン系が15%、調理パン系が30%、サンドイッチ10%、ハード系5%、菓子パン系20%、揚げ物20%となっている。
 店舗は、入口を入ると左側から調理パン、菓子パンが並び、正面奥にはサンドイッチ、ドリンク類が並ぶ。その横にメイン商品の食パン。中央には2台の平台があり、ここにも調理パン、デニッシュ、揚げ物、ハード系が置いてある。右側にレジがあり、その奥にオープンキッチンで作られた調理パンが置かれている。
 「当社は、お客様のニーズに応えて、さらにその質を高めていくというのが基本姿勢です。店側からの仕掛けをすることもありますが、基本的にはお客様が欲しいと思っているものに応えていくことがコンセプトです。事実、庶民的な菓子パンやカレーパンのニーズも高く、よく売れています。
 焼成の回数を増やし、焼き立てで美味しいパンを出しています。効率だけを考えると、一度に多くを焼けばいいのでしょうが、効率の良さを捨ててでも、細かく分けて焼き、何時来ていただいても焼きたてがあるという事が『一番の売り』なのです。
 ハード系を作るパン屋さんが脚光を浴びているようにも感じますが、会社としても、私自身としても、日本の食生活の中で、質の高い日本のパンを作ることに誇りを感じています」
 人気ベスト3は、1位ラウンド食パン(いちおし度、人気共にトップで不動の定番商品)、2位カレーパン(自家製カレーフィリングを使用)、3位ジャーマンフランク(焼き込み調理)。
 商品開発は従業員自身が考え、良いものは積極的に採用し、提案していっていると言う。
 「会社の方針とのズレが生じた場合は、私たちが軌道修正をしています。それが私の役目だと思っています」
 また、従業員の朝食には自店のパンが支給される。『お客様が食べる状態』を想定して、まず自分たちが食べるというのが目的だ。
 従業員教育では「パン職人である前に、社会人としてきちんと挨拶ができること、日常作業を気持ち良く行うための掃除をしっかりとすること」を特に強調していると言う。
沿線の食文化を牽引する
 今後の展望を聞くと「店の方向性は、質の高い日本のパンを作り続け、田園都市線沿線の食文化を牽引する存在になることです。
 個人的には2年先を目途に独立を考えています。
 当社は独立希望者が多く、会社の仕組みとして、給与天引きで、独立資金の積み立てができます」
 最後にクラスA検定会合格後の変化を質問すると、「意識や目標が変わりました。具体的には生産性や経営面を考えるようになりましたし、効率の良い作業方法で労働時間を短縮しつつ、お客さまに喜んでいただけることを考えるようにもなりました」と将来に向けた意識改革に役立ったと語った。
 店舗面積58坪(売場23坪/厨房35坪)、オープンデッキ3席、駐車場なし▽主な設備=オーブン2台、ミキサー2台、ドゥコン2台▽従業員数=正社員15名、パート・アルバイト延べ40名
   ◇    ◇
【パンメゾンもあ四季彩館】
横浜市青葉区あざみ野1-26-5、TEL045-904-4494、FAX052-904-4484、URL:http://www.pain-moa.com
営業時間7時30分〜20時、年中無休

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デニッシュ

平台に並ぶハード系

店舗中央の平台