 2位のラスク各種
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 キーマカレーパン
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 3位のパン・ド・ミ
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『絵本とパンを楽しむ』というコンセプトで生まれたベーカリーカフェ「キウイブックカフェ」は、福岡市街地から車で15分、西鉄大牟田線平尾駅に直結するビルの1階にある。昼時は子供連れの客で賑わい、絵本を読み聞かせる姿が微笑ましく見受けられる。定期的に『お話し会』なども行なわれ、親子のコミニュケーションの場としても親しまれて、人気を呼んでいる。
店名は『絵本が楽しめ、笑顔あふれる店にしたい』との思いから。『キウイ』と発音すると笑顔になること、そしてビタミンCが豊富なキウイは美容と健康に良いイメージであること、に由来する。
オープンは2006年3月、経営は、キャラクター雑貨の企画製造と直営店の展開を行っているベネリックM(東京都、安藤一郎社長)の関連会社でフードビジネスを展開するPハートフィールド(東京都、柴田郁夫社長)。
パンと絵本という組合わせのカフェをオープンするにあたり、Pレヴァンテの池田裕之氏が携わることになった。
池田氏は東京のオーバカナルやムーミンベーカリー&カフェのプロデュースを手掛け、福岡市でも既にベネリック経営の「ムーミンベーカリー&カフェ2号店」(2004年4月開店)と「BOULANGERIE L'est(レスト)」(2005年4月開店)を手掛けている。
幹線道路に面した角地にある店舗の外観は一見雑貨屋を想わせる造りだが、店のコンセプトがはっきり解かるように、大きくとられたガラス窓の一方には多くの絵本が、他方には大きなパンのパネルが、通行人からよく見えるようにディスプレイされている。
店内は右手がパンの販売コーナー、左手がカフェスペースで、テーブルや随所に設けられた本棚には白木がふんだんに使われ、温かみを感じさせている。
BGMが流れるゆったりとした雰囲気のカフェスペースでは、850冊(500タイトル)ある絵本を自由に楽しむことが出来る。
11時から楽しめる「パンが添えられたセットメニュ14種」を目当てに訪れる親子連れが多く、子供に読み聞かせをする光景が見受けられる。
カフェでの人気メニューは、スープセット(2種の日替わりスープ+ミニサラダ+スライスパン4枚のワンプレート)580円(飲み物別)、キッシュセット580円、お子様ランチ450円など。
客層は、週末は家族連れが大半だが、平日のお昼時はベービーカーをひいて入店する母子から仕事の打ち合わせをするビジネスマンまで幅広い。幼少用、児童用の椅子も準備されており、子連れ客が平日は7割、週末には9割にも及ぶそうだ。
8〜11時のモーニングサービスとして、パン購入者には、通常280円の飲み物(コーヒー・紅茶)が180円で提供される。ブランチ感覚でモーニングサービスを利用する主婦や高齢者が多く、中には毎日来店する常連客もいるらしい。
定期的なイベントとして、比較的座席に余裕のある16時から30分間の時間帯に「お話し会」を行っている(毎月第4水曜:無料)。季節や参加者の年齢(1〜6歳)を考慮した絵本を選び、長年読み聞かせのボランティアをしているスタッフが担当する。親子で20〜30名の参加があるが、会が終わると大半の人がテイクアウトや飲食をしていくそうだ。リピーターも多く、口コミで広がりつつある。
店長は、保育士の経験を持つ横井寛之氏。まだ若いが、一児の父親でもあることから、顧客の心情がよく理解出来る。「非日常を日常にしてほしい」と、生活の一部としてこの場で過ごしてもらえる店作りを心掛けているという。
同店の販売コーナーやカフェのパンは、ルヴァン種とイーストを併用したものを主体に約50種。前述のレストで焼かれた商品が1日2回、ムーミンベーカリー&カフェを経由して、運搬されるシステムで、自店では予め焼かれているキッシュのパイ生地にアパレイユを流して焼成するなどの簡単な作業のみを行ない、カフェメニューの焼き立て感を出すようにしている。
レストでパンに使用する小麦粉は、1CWなど12〜13種類を用途に応じてブレンドして使い分けている。多少原価高になるが、石臼挽き機械で自家製粉したものも一部に使っている。
契約農家で生産された国産(三重県産等)原麦は香りと製パン性の良さで選んだもので、これを製粉会社でピーリングし、レスト内に設置している石臼挽き機械(田中三次郎商店製・福岡県小郡市)で製粉する。
これは、プロデュースした池田氏の「安心と美味しさを届けたい」との思いから。石臼で挽かれた小麦粉は、加熱によるデンプンの損傷が抑えられるため、小麦本来の旨味が活かされたパンになるという。
石臼挽き機械の下方に取り付けられたふるいにより、メッシュの異なる4種類の粉に分けられる他、ふすま部分が別に取り出される。ふすまはローストして食パン、クッキーに旨味として添加するため、ロスはほとんど出ない。2日に1回、20kgの小麦粉を挽いているが、要する時間は4時間、30分挽いて30分休みの工程を4回繰り返す。
池田氏は「食育の観点からも、パンを一つの小道具にして、親子で過ごす時間を大切にしてもらえるカフェ作りに力を入れていきたいと思っています」と話す。パンを楽しむ新たなスタイルが期待できそうだ。
《人気商品》
▽1位=クリームパン(160円)、一日販売個数約30個。自家製クリーム(バニラビーンズ入り)使用
▽2位=スコーン(プレーン70円、紅茶とクランベリー80円)、一日販売個数平日:各約30個、土・日・祝各40個。
▽3位=キーマカレーパン(夏期限定)(160円)、一日販売個数約15〜20個。辛口に仕上げたカレーフィリングを使用した焼きカレーパン
▽4位=パン・ド・ミ(270円)、一日販売個数約12〜15個。ソフトな口当たりの山型食パン。
《その他特徴的なパン》
▽ドライキウイパン(150円)=ハード系の生地でドライキウイを包み込んだパン▽フレッシュキウイパン(250円)=デニッシュのトッピングにフレッシュキウイを使ったパン。
《商品構成》
▽パン=約50種類▽構成割合=食パン・ハード系23%、菓子パン30%、調理パン系27%、サンド20%▽売上比率=食パン・ハード系13%、菓子パン45%、調理パン系28%、サンド14%▽カフェメニュー=6種類、他ドリンク類
《一日の平均売上》
▽パンの販売=平日約7.2万円、土、日・祝約8万円▽カフェ=平日約5.8万円、土、日・祝約8万円▽平均客単価(パンの販売とカフェ合算)=約560円
▽店舗面積=売場約7.7坪、厨房約7.3坪、カフェスペース19坪(36席)▽駐車場=無▽従業員=契約社員1名、アルバイト8名(製造・販売共通)
▽主な設備
「キウイブックカフェ」
▽オーブン=マルゼンMBCO5コンベクションオーブン1台▽その他=ケンミックス
「ブーランジェリーレスト」
▽オーブン=MIWEデッキオーブン コンド、北沢ガスオーブン1台▽その他=愛工舎ルバン30、MT50縦型ミキサー、レポス5、ドウコン2台
【キウイブックカフェ】
福岡県福岡市中央区平尾2-5-8西鉄平尾ビル1階(西鉄大牟田線平尾駅から直結)、TEL092-522-8617、営業時間=8時〜22時、(日・祝〜21時)、定休日=無休
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