ベーカリー モン 福岡市中央区
2007年4月オープンの新店 スタンダードな製法を忠実に守り丁寧な商品づくりを

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立石雄介氏

ガラスの壁で開放感を演出している

白壁と木がベースの店内

 福岡市の大濠公園からほど近いベーカリー モンは、2007年4月にオープンしたフレッシュな店だ。「いろいろ考えたのですが、覚えやすい名前が良かったので」と店長の立石雄介氏が説明するように、住所の大手門が店名の由来だ。

 立石氏は製パン学校を卒業後、東京・広尾の「フロインドリーブ」、福岡の「パン工房 豆の木」などで修行。途中ワーキングホリデーでドイツに渡り、ドイツの食文化を経験したこともある。
 オープンのきっかけは、立石氏の親戚がマンションを建設することになり、一階に入るテナントに、と誘われたことからだ。
 オープンに際して、まず立石氏を悩ませたのが、店舗の設計。「空調や電力の配置など、業者さんと相談しながら進めたのですが、知識が乏しかったこともあり、お任せしたら想定外の出来上がりになり、大変でした」
 次に予想外だったのが、店長として従業員を指導することの難しさだ。販売のパートの人たちに、自分の意志を伝え、店舗運営に反映させること。質の高い接客をすることに、立石氏は苦心した。
 その努力の甲斐もあり、開店当初から口コミで店の噂が広がり客足も好調。土日には県外からの来客で駐車場が埋まるほどだったと言う。
 大手門は周囲にオフィスが多くあるため、会社員のランチ需要も多く、帰宅途中に同店に寄って明日のパンを買い求めるケースも多々あるという。平日のランチ時に提供している、焼きたてのパニーニも好評だ。
 開店当初は20種類ほどだった商品も、現在は40種類ほどに増えた。多種多様なものを置きたかったと立石氏が言うように、クリームパンからライ麦パンまで、店内に所狭しと商品が陳列されている。
 一番の売れ筋は「フォカッチャ」。そのまま食べられるプレーンやチーズを練り込んだものの他に、一手間かけたサンドイッチなど、フォカッチャ単体だけではなく、バリエーションの多さが功を奏している。
 「まだ開店して1年経っていないので、試作や構想を重ねる日々です。開店当初の4月は売り上げが良かったのですが、業界のセオリー通り夏には落ち込み、材料の高騰で値上げを余儀なくされ、売り上げにも影響が出ました」と戸惑いを見せる。
 それでも「他店を見学し、商品はもとより、プライスカード、インテリア、雰囲気など参考にし、自店に活かせるものがあれば、活かしていきたい」と話す。
 今後は、食パンやソフトフランスなど、食事系に力を入れていきたいという立石氏。
 「配合などは、もう1人の製造担当と話し合って決めています。突飛なことをするのではなく、スタンダードな製法を忠実に守り、丁寧に商品を作っていきたいですね。もちろん、新商品も多く作っていきたいです」と意欲を見せた。

【ベーカリー・モン】
▽所在地=福岡市中央区大手門1-6-3 大手門館101▽TEL=092-716-6151▽営業時間=8時〜18時▽定休日=日曜日・祝日

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店舗外観

「フォカッチャ」は一番の売れ筋