 人気のカレーパン
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 商品には顔写真付きPOPが
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 ハード系
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首都圏で人気の新興住宅地小田急「新百合ヶ丘」駅から徒歩15分ほどの場所に、地域の人気を集めたベーカリー「ブーランジェリー・メゾンユキ」がある。オーナーシェフの柳町幸孝氏は以前、テレビチャンピオンパン職人選手権で優勝の経歴を持つ。
柳町氏は優勝当時、横浜の「もあ四季彩館」で腕を振るっていたが、フランスのベーカリーで1年半技術を学ぶことになる。
「パンしかない場所へ身を置いて、そこに暮らす人達が、どのようにパンと付き合っているのか肌身で感じたかったんです。フランスでは、バゲットを1日に千本など大量に作るため、効率やスピードを優先しています。反面、日本人は丁寧で真面目だなと思いました」と柳町氏は振り返る。
帰国後、2006年に同店を開店した。
「最初はフランスのやり方を日本でも、と試みたのですが、文化も気候も違うので上手くいきませんでした。周辺地域はハード系などのパンを好む人が多い土地で、バゲットは売れましたが、カンパーニュやドイツパンはあまり売れませんでした」と語る。
そして、日本人に好まれる商品の強化を始めた。柳町氏は「いちばん強い商品はカレーパン。またクリームパン、ピザなどオーソドックスなものが好まれます」という。
新商品の投入も頻繁で、店頭に並ぶ商品80種類のうち約25種類を季節ごとに入れ替えている。その際、店頭のPOPには「開発者・考案者」としてスタッフの顔写真と商品を薦めるコメントを載せている。
「お客様との会話のきっかけにもなりますし、何より自分の作ったパンに誇りが持て、モチベーションも上がります」と、その効果は高いそうだ。
柳町氏は、「焼きこみの菓子パンだけではなく、青果を使ったフルーツデニッシュなど、彩りや驚きを展開したい」と華やかな商品にもトライしている。また「フランスでも、酸味の強いパンは人気が薄かったので…」と経験則を踏まえ、酸味を抑えたドイツパンを今年から発売した。
子どもが多い土地柄を鑑み、子どもに好まれるパンの提供、ベビーカーが通り易い通路幅の設定など、ファミリー層のニーズも掴んでいる。その工夫が実り、現在、平日400人、土曜日には750人ほどが来店する。
「駅前ではなく、少し離れた場所にしたのは『わざわざ買いに来るパン屋』にしたかったからです。車が停め易い道幅や交通量を条件に立地を選んだことや、コーヒーを無料サービスしたりと、来た甲斐がある店にしたいと思っています」と柳町氏。
技術はもちろんだが「人間性を重視しています」という柳町氏は、従業員教育でも目標設定をする研修や、勉強会などを開いて、一人ひとりの計画性やモチベーションを高めている。日曜日が定休日なのも、パート従業員の働き易さを考慮した結果だという。「自分の子どものためでもあります。ニーズに応えることも大切ですが『自分がなんのために働いているのか』も大事にしたいんです」と語った。
【ブーランジェリー・メゾンユキ】
▽住所=東京都稲城市平尾2-16-4、電話042-350-0055
▽営業時間=7時〜19時
▽定休日=日曜
▽URL=http://www.boulangeriemaison-yuki.co.jp/
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