 タルト類
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 ハード系
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敷島製パンMの関係会社Mレアールパスコベーカリーズは2月2日、東京都新宿区神楽坂の神楽坂テラス1Fに国内で20店舗目となるPAUL神楽坂店をオープンした。PAULは、パリを中心にフランス全土、世界25カ国で450店舗を展開するベーカリーで、日本でのフランチャイズを同社が運営している。
リトルフランスと呼ばれ日仏文化が融合するエリアで、PAULが提案する「フランスの生活様式」に合致。早くも、なくてはならない存在になっている。
レアールパスコベーカリーズは、以前から同店の神楽坂エリア出店を計画して、物件を探していたという。理由は、フランス人の居住が日本一で1,600人以上であること。近隣には、フレンチレストラン、ワインバーなどの店舗が30以上も軒を並べ、時代が求めるアイテムとともに伝統的なフランスパンの製造方法で商品を提供するPAULの理念がマッチしていると考えたからだ。一方、古くから人情味溢れる商店街として栄え、今も和雑貨店や割烹料理店が地域住民や観光客で繁盛している。
同社営業第一本部PAULマーケティング部部長の古舘和孝氏は、出店の経緯を次のように語った。
「当社は、八重洲、四谷、六本木などに出店していますが、この神楽坂には是非、出店したかったので、毎日のように店舗候補を探していました。この場所が更地になり商業ビルが建設されてテナントを募集していると聞き、すぐに交渉を始めました。ビル主もクォリティが高いカフェベーカリーPAULが入居することを喜んでくれ、相思相愛で今回の出店に至りました。
店舗の設計・デザインは、総てフランスのフランチャイザーが行いました。店内のデザインはフランスと同じで、調度品や床、絵画なども運び込み、一部輸入できないものだけを日本で調達した程度です。
通常、オープン後数週間経つと、客数が減るのですが、当初の計画より反響が大きく、特にカフェは連日、盛況です」
店舗のコンセプトは「リュスティック&シック」。「素朴でおしゃれ」なフランスの伝統的なPAULのコンセプトを再現してアンティークを配し、ゆったりと時間の流れ行く空間を提供している。
「外観は、街の雰囲気にマッチして、店内に入ると素朴さの中に新しさがあって、おしゃれで親しみ易い店を目指しています。また、この店をPAULの旗艦店にしたいと考えています。店舗作り、メニューなど総てを神楽坂店から全国に向けて発信することです」
商品のコンセプトは、フランスの味を再現し、日常を楽しみ尽くすフランスの「アート・ド・ヴィーブル(生活様式)」を楽しんでもらうこと。また、カフェでは、「フランスの小さなレストランの証」である焼き立てのパン、ヴィエノワズリーの他、様々なサンドイッチ、キッシュ、カフェオーレ、ワインが楽しめる。
その品質を支える製造スタッフは、フランスでの研修を経て、長時間発酵・ルヴァン種製法を駆使して本場フランスと同じ味を出している。世界25カ国に広がるPAULのパン製造者間では『私たちの喜び、それは、焼き立ての温かな、高品質のパンをお届けすることです』が合言葉になっている。
商品構成と人気商品について、古舘氏は次のように語った。
「当店では、常時120アイテムを品揃えしています。フランスパンは、アンシェンヌ・ポールやフルートがよく売れます。小麦粉、水、塩は総てフランスのものを使用し、原材料にもこだわっています。それらのハード系に合ったフィリングを使用したサンドイッチも人気があります。それ以外に、マカロンなどの菓子類、ジャム・紅茶類も販売しています。
不動の一番人気は、フランス産発酵バターを使用したクロワッサンで、1日平均300個売れています。ヴィエノワズリーのパルミエやタルトシュクレは根強い人気です。予想外だったのはワッフルで、1日100個以上も売れています。一方で、固定客を確保できる食事パンにも力を入れており、認知度を高めて食事パンの比率を大きくすることを目標に頑張っています。パン・ド・ミは品揃えのために作っていますが、型焼きパンではなく、あくまで直焼きパンの拡大にこだわりたいと思っています」
オープンから3月11日の東北関東大震災までは、売上、来店客数ともに計画を上回る状況で推移したが、震災以降の計画停電による公共交通機関の乱れなどの影響を受け、営業時間は通常の22時を短縮して18時としたため、約2割程度客数が減ったという。
「今回の大震災で被災された方には、謹んでお見舞い申し上げます。今は、特殊事情ですのでみんなで力を合わせて乗り越えなければならないと思っています。今のところ原料の小麦粉は入っていますが、いつ状況が変化するか分からないので心配です。色々なシナリオを想定して、代替品等も検討しています」
今後の展望を古舘氏は「首都圏を中心に、年間3店舗ほどのペースで拡大を続けたいと考えています。商品開発の基本は「フレンチのコンセプト」ですので、新商品は総てフランスPAUL本部の承認が必要となりますが、日本の売れ筋や開発商品も積極的に提案していきたいと思っています」と語った。
【PAUL神楽坂店】
東京都新宿区神楽坂5-1-4神楽坂テラス1F(JR、地下鉄南北線・丸の内線「飯田橋」駅より徒歩5分)
▽TEL=03-6280-7723
▽敷地面積=厨房30坪、売場・カフェ(42席)30坪
▽営業時間=10〜22時(通常)
▽従業員数=製造:正社員4名・アルバイト2名、販売/接客:正社員2名・アルバイト5名
▽主な設備=スパイラルミキサー(2袋用)1台、オーブン2台、ドウコン・ホイロ各2台
《レアールパスコベーカリーズ概要》
◇本社=東京都目黒区目黒6-16-12津國屋ビル5F
◇年商=133億円(2010年8月期)
◇営業エリア=宮城県仙台市〜福岡県福岡市
◇従業員数=約2,000人
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