ウッドハート 東京都葛飾区
自転車店からベーカリーへ
国産小麦のモチモチ食感で愛されるパンを目指す

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村田弘毅氏

店舗外観

店舗内の様子
 

ひじきロール

紅茶クロワッサン

 2011年3月8日、東京の下町、葛飾区で開店した「ウッドハート」。オーナーシェフは異業種から転身してベーカリーへ。京成本線「堀切菖蒲園」駅から北へ徒歩約5分のところに位置する同店は、地元住民に期待されてオープンに至った。

 店長の村田弘毅氏は、元々はベーカリーの出身ではなく、自転車店を営んでいた。自転車、カヌーなどアウトドアスポーツの店として、イベントも開催していたという。サイクリングなどのアクティビティの後、参加者や仲間が集う場所がほしいと、自転車店の中に居酒屋のようなスペースを設け、村田氏が焼いたパンを提供していた。
 「キャンプで美味しいパンが食べられたら喜ばれると考え、渋谷にある自家製酵母とホシノ酵母の教室『トゥルナージュ』でパンを習いました。自分自身でパン教室を開いていたこともあるんです」という村田氏のパンが評判を呼び、テレビ取材も受けるほどになった。
 それならと周囲の評判に乗り、自転車店からベーカリーの店舗運営にシフトし、必要最低限の機材を揃えて、開店に至った。
 現在、小さなコンベクションオーブンで焼成をまかなっている。シーターもなく、クロワッサンは手作業で折っている。
 リテイルベーカリーが少ない土地で「待っていました」と開店を喜ぶ地元の声が多く寄せられたという。  同店の大きな特徴は、自家製酵母とホシノ天然酵母パン種、国産小麦で作られるモチモチとした食感のパン。
 村田氏は「国産小麦の魅力は味と風味。国産を使えないなら、店を開く意味はないと思ったほどです。この生地でキンピラなどを使った惣菜パンを作ると、生地の甘みが引き立つなど、魅力が大きいんです」と原材料へのこだわりを語る。
 小麦粉は江別製粉で、大東精糖の素炊糖、宮古島の雪塩などを使用。
 「子ども連れのお客様も多く、時節柄もあり安全な食材が望まれているのではないかと思っています」  カレーパン、クリームパンなどのフィリングや、トッピング(ヒジキ、切干大根など)は自家製だ。
 現在、約30種類のラインナップで日替わり商品も多い。地元豆腐店の絹ごし豆腐を生地に練り込み、中に自家製豆乳カスタードクリームを入れた「豆腐ブレッド」など、地域密着型のパンも登場している。よく売れるのは、フランスパン、あんパンなどベーシックな商品。開店間もないが、新しい商品も考案中だという。  「高齢者が多い地域なので、商品名を分かり易くしています。例えば『パンプキンパン』ではなく『かぼちゃパン』のように外来語はできるだけ使わないようにしています」と地域の客層に合せた配慮も凝らす。  「これから、店を大きくしたり、人を雇うなど様々な構想を練っているところです。国産の小麦を使って老若男女愛されるパンを作りたいと考えています」と開店半月ながら目標を持つ村田氏。先ずは、地元での知名度を少しずつ上げ、定着を図っていく。

【ウッドハート】
▽住所=東京都葛飾区堀切5-24-7-101
▽TEL=03-3602-2085
▽定休日=不定休
▽営業時間=6時〜18時

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「フランスパン」¥200

「角食パン」¥600