 川良弘会長
|
 参加者は約150人。盛大に開催された
|
(一社)レ・アンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポン(川良弘会長)は、7月24日、リーガロイヤルホテル東京(新宿区)で祝勝会を開催した。
会場には関係者約150人が集まり、今年3月にモバックショウ会場(幕張メッセ)で開催された第3回・第4回ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パンと、フランスで開催された第7回(2019年)・第8回(2021年)モンディアル・デュ・パンの日本の功績を祝った。
祝勝会は司会の児玉圭介氏(ボン・ヴィボン)の開式のことばで始まり、続いて川会長が要旨次の通りあいさつした。
大澤氏や谷口氏の活躍は大変嬉しい。第6回大会の松田武史氏の活躍がその後の第7・8回の優勝につながったと思う。それを支えてくれたチームの監督やメンバー、メーカー様ほか、協力いただいた方々に感謝申し上げる。そして世界大会で日本優勝へ軸足を置いた活動が世界に認められたことを誇りに思う。
続いて、日本製パン製菓機械工業会 増田文治会長は「新型コロナの影響や様々なトラブルがありながらも一丸となり乗り越えた成果が優勝につながった。日本初のベスト・オブ・モンディアル・デュ・パンがモバックショウ会場で開催されたことで、海外の方や多くの来場者があり、注目のイベントとなった」とあいさつして乾杯の発声をとり祝宴に移った。
その後、それぞれの代表選手とコーチが登壇しスピーチを行った。
大澤氏は「結果に勘違いすることなくパン職人は接客業でもあることを忘れず邁進したい」、久保田遥氏は「表彰台で大澤氏に『優勝したことは忘れろ』と言われ、その時は分からなかったが、今ではその意味がわかった。今後は新しいことにもチャレンジしたい」。コーチの西川功晃氏は「大澤氏は努力する天才。初めて日本に優勝をもたらしてくれて感謝しかない。ベストオブでは予定通りに進まなかったが、久保田氏のパンが最高の仕上がりで評価されたことも優勝できた理由の1つだと思う」。
谷口氏は「第5回大会では5位に終わった。第7回は再挑戦だった。コロナ禍で危ぶまれたが多くの方に支えられ、結果として優勝を掴むことができた」。北峯昌奈氏は「皆さんの支えや応援があって実現した」。
安倍竜三氏は谷口氏について「本戦はアクシデント続きだったが最後まであきらめず作品を提出する姿勢を貫き通したことが優勝につながった。あきらめないことの大切さを知った」。山_隆二氏は「ベストオブではアクシデント続きでも谷口氏はやり遂げた。臨機応変な対応力をもつと思う」と話した。
10月の第9回モンディアル・デュ・パンでは日本代表の高橋桂介氏(源宗園)、コミュの松永もも子氏(デイジイ)、コーチの松田氏(プリンチ)が18チームと争う。
また、10月の関西ファベックス会場ではリテイルベーカリー協同組合が主導し、若手向けの世界大会「技能五輪」の日本代表選考会が実施される。
前へ戻る