世界2位を受賞

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 Mドンク(中土忠社長)のパネットーネワールドチャンピオンシップ日本代表チームは、10月10〜14日にイタリア・ミラノで開催されたイタリアの伝統菓子「パネットーネ」の国際コンクール「パネットーネワールドチャンピオンシップ」で2位を受賞した。

 同コンクールは、ミラノで開かれた大規模な食品見本市「オスト ミラノ)」の期間中に開催され、現地イタリア代表はじめ、フランス、ドイツ、台湾ほか、日本を含めた計8カ国が出場。審査は指定されたテーマごとに3作品を作り上げるチーム戦で、仕込みから焼成まで限られた時間内に外観・味・チームワーク・プレゼンテーション・サステナビリティ等、様々な要素からパネットーネのNo.1を競った。
 ドンク日本代表は、2019年に個人戦で開催された同大会のファイナリストである生産技術本部長の佐藤広樹氏(上席執行役員生産技術本部長/1996年クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー出場)をコーチとした4人のチームで出場。キャプテンの_田加奈子氏(生産技術本部所属)はチョコレートを使用したパネットーネ、山中誠史氏(生産技術本部技術指導・商品管理室長)は自国の食材を使用した革新的なパネットーネ、藤澤義弘氏(六甲アイランド工場サンレモ担当)は古典的なイタリアのパネットーネのテーマで挑んだ。香りや食感等の評価が高く、1位イタリアに迫る成績を収めた。また、自国の食材を使用した革新的なパネットーネ部門の最優秀作品に贈られる、スターシェフによる部門賞も獲得した。結果は、1位イタリア、2位日本、3位アルゼンチン。
 コーチの佐藤氏は「自分たちの考え方に間違いがなかったことがさらに自信へとつながった」とコメント。また、キャプテンの_田氏は「長い時間をかけて戦ってアクシデントも多かったが貴重な体験になった。色々な国のパネットーネの作り方を見せてもらったので、日本に帰ってからまた新しいことに挑戦したい」と受賞の喜びと今後の展望を語た。
 ドンクでは約40年前より、イタリアの菓子店「サンレモ」と提携し、長きに亘りパネットーネの販売と普及に努めてきた。今でも年に1回現地へ出向き新たに元種を譲り受け、直接指導を受けた伝統的な製法と本格的な味を守り続けている。今回の大会出場で得た実績と経験を活かし、今後も変わらぬ伝統の継承と日本でのイタリア食文化の啓発活動に努めるとしている。

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表彰式の様子